DHAがなぜ認知症に効果があるのか

DHAは脳細胞の活性化を助けてくれる

 

DHAを摂取することで、脳細胞の働きを助ける栄養素であるNGF(神経成長因子)が増えることが最近の研究で発表されています。

 

NGFはアルツハイマー型認知症の発症予防に役立つ成分として注目されています。

 

このようなことから、DHAがアルツハイマー型認知症の予防には効果的があると言われています。

 

 

ちなみに一般的に認知症と呼ばれていますが、その原因によってタイプが分けられます。

 

 

アルツハイマー型認知症

 

脳にアミロイドβやタウといったタンパクが蓄積されることで、神経細胞が破壊されていき、神経を上手く伝えることができなくなってしまう認知症です。脳の萎縮が進み、記憶障害、判断力低下が起こり、症状が進むと徘徊なども起きてきます。最も多いタイプの認知症です。

 

 

脳血管性認知症

 

脳梗塞やくも膜下出血などの脳の血管の病気によって血管が詰まることで、脳に酸素が行き渡らなくなり、神経細胞が死んでしまうことで発症する認知症です。脳の血管の障害が原因で、アルツハイマー型認知症に次いで多い認知症です。

 

DHAは脳血管性認知症を予防してくれる

 

認知症のタイプで、アルツハイマー型認知症の次に多いのが脳血管性認知症です。

 

脳血管性認知症は、脳の血管が詰まることで脳神経細胞が障害を受けることで発症するため、脳血管が詰まらないように予防することが大事になってきます。

 

DHAには一般的に良く知られている血液をサラサラにしてくれる効果があるので、血栓ができないように予防してくれる効果があります。

 

 

実際に、脳血管性認知症の方にDHAを投与したところ、8割近い人に改善効果が見られたという報告もあるようです。

 

これはDHAによって、脳細胞が活性化したことと、脳血管の障害予防ができることが、その理由だと考えられているようです。